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【ボランティア活動】「何でも反対する人」の考え方と、組織としての関わり方

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~ボランティア活動を停滞・分裂させる人たちシリーズ~「何でも反対する人」の記事はコチラ
>>【ボランティア活動】何でも反対する人~ボランティア活動を停滞・分裂させる人たちシリーズ~

上の記事で「何でも反対する人」について、「特徴」「対処法」をまとめてみました。

今回は、具体的な例を挙げながら、「何でも反対する人」の「考え方」や「組織への影響」について考えてみました。

 

「ボランティア活動」で「何でも反対する人」とは?

「何でも反対する人」とは、どんな人なのか?

例を挙げて説明します。

ボランティア活動団体で『イベントをやるぞー!』と話がまとまったのに、否定的なことばかり言い出す。

みんなで話し合って『イベントするぞー!』と話がまとまった時に、

『リスクがあるから、イベントはやらない方がいいんじゃない?』
『イベントで怪我人がでたらどうするの?』

このような意見を出しちゃう人のこと。

要は、

「ボランティア活動団体の向かうべき方向性に対して反対の意識を持っている人」のこと。

 

上記の例で言えば、

「イベントをやろう」と団体の方向性が定まったのなら、

『イベントを成功させるためにやるべきことを考えていきますか!』

となるはずなのですが、「何でも反対する人」は違います。

 

「何でも反対する人」は、初っ端から「リスク」やら「失敗」やらを前面に押し出して考えだします。

「みんな」

『イベントをやる方向で考えていきますか!♪』

「何でも反対する人」

『イベントをやるだって!?人が集まらなかったどうするんだ?資金は!?怪我人でも出たらどうするんだ!?』

「みんな」

『それを、今からみんなで前向きに考えたいんだけど。。。』

 

なんとも言えない雰囲気の出来上がりです。

 

「何でも反対する人」は、組織の方向性とズレています。しかし、本人にその自覚はありません。

逆に、『正しいことを言っている!』とさえ思っています。

『こんなことにも考えが回らないなんて、みんな馬鹿だよなぁ(笑)』

なんてことも言いだしたりもします。

 

そんな時は、『バカはお前やろ』と心の中でそっとつぶやきましょう(笑)

 

こういった時に、怒ることも大切かもしれまんが、

当の本人に自覚がないことを諭すのはかなりの労力を要します。

できれば、別の大事な部分に、その労力は使う方がいいと思います。

 

「何でも反対する人」は、話し合いの「発散」と「収束」の原理をわかっていない。

話し合いは、「発散」と「収束」を繰り返して進められていくことで、良い意見がまとまります。

「何でも反対する人」は、「収束」的な考えしか持とうとしません

 

『イベントをやるぞー!』となった場合は、

「どのようなイベントにしようか?」「どうやって人を集めようか?」というような、「発散」的な考えを持つフェーズです。

 

言い換えると

「夢と希望をドンドン膨らませる妄想タイムです」

 

柔軟な発想で話し合いをすることができれば。

良いアイデアがどんどん「発散」するので「イベントを簡単に実現できる方法が見つかる」なんていうこともあり得ます。

 

しかし、

「何でも反対する人」は、どんどん「収束」させようとさせます。

みんなを「妄想から現実へ引っ張り戻す」ので、現実的な意見しか出なくなります。

 

「何でも反対する人」を放置しておくとボランティア団体・組織はどうなっていくのか?

「何でも反対する人」を放置しておくと、ボランティア団体・組織はどのようになってしまうのでしょうか?

結論

「新しい意見や創造的な取り組みができなくなり組織の衰退がはじまります。」

 

「何でも反対する人」によって、新しい意見が出なくなる。

何を言っても反対されてしまうので、だんだんボランティア活動メンバーが発言しなくなります。

 

仮に発言したとしても、

口論に近い意見のぶつけ合いが始まってしまいます。

 

ギスギスした空気が生まれて、ますます新しい意見は出てこなくなります。

 

「何でも反対する人」に反対されないための意見しかでてこなくなる。

『面白そうだな♪』とか『新しくこんなことをやってみたいな♪』という前向きな意見は出てきません。

とにかく

「反対されない意見」
「無難な意見」

このような意見しか出てこなくなります。

 

マンネリ化した活動内容になり、だんだん人が離れていきます。

何でも反対されてしまっては、普通の人なら面白くなくなるのは当然です。

また、

新しい取り組みにチャレンジすることもないので、マンネリ化したいつも同じような活動が繰り返されるようになります。

ボランティア団体から、だんだん人が離れていってしまいます。

 

「何でも反対する人」を、組織としてどのように扱えばいいのか?

「収束」的な考えが必要な場面では、力を発揮してくれる場合もあります。

リスクをとことん詰めていく場合や、クレームの予防対策などに力を発揮してくれる場合があります。

「反対意見」を出してもらって、それを団体やイベントの前向きな運営につなげていきます。

 

「何でも反対する人」に対して、散々こき下ろしてきて今更言える立場では無いのですが、

 

『どんな人にも適材適所は存在します』

「何でも反対する人」が持つ能力が、最大限活かせるポジションで頑張ってもらえるように、組織の体制や役割を考えてみましょう。

 

「必要悪」として関わってもらう。

組織の中には「必要悪」というものが存在します。

「悪」のおかげで、その他の人が一致団結して活動できる。という考え方です。

 

「何でも反対する人」が何でも反対してくるのであれば、『みんなで頑張って、反対できないくらい結果を残してやろうじゃないか!!』

という感じで、他のボランティア活動メンバーの結束が強くなり、その結果活動が活発化するパターンです。

 

距離を置く。団体から抜けてもらう。

本当にどうしようもない場合は、このような方法しかないのかもしれません。

しかしながら、

仮に問題児であろうと、大切な仲間でもあります。

できることなら最終的な手段であって欲しいと願います。

 

「何でも反対する人」も組織には必要だ!と擁護するメンバーについて考えてみる。

少し話がそれますが、

明らかな問題児である「何でも反対する人」をどうしようかと悩んでいる時に、「何でも反対する人」を擁護するメンバーが出てくる場合があります。

 

本当に、

「何でも反対する人」の事を真剣に考えて、団体と上手く関わってもらいたいと考えているメンバーだったらいいと思います。

 

しかし、下記のような理由であれば注意が必要です。

・その人と仲が良いいだけで、ボランティア団体の活動のことをあまり深く考えていない。
・「何でも反対する人」を団体から除名する労力から逃げている。
・自分が悪者になりたくない。
・実はその人も「何でも反対する人」と同じタイプ

このようなメンバーに、あなたの悩みを相談しても余計に苦しくなるばかりです。

相談するメンバーはしっかり考えましょう。

 

最後に

「何でも反対する人」について、イベントの開催を例に紹介してみました。

団体を運営していれば、色々なタイプの人間が集まってきます。

どんなタイプの人間にも、「適材適所」があると信じて、効果的な団体運営を行っていただきたいと思います。

 

似たような記事で、ボランティア活動に関する内容をまとめているものもあるので、ぜひご覧ください。
>>【ボランティア活動】何でも反対する人~ボランティア活動を停滞・分裂させる人たちシリーズ~
>>【ボランティア活動】重箱の隅をつつく人~ボランティア活動を停滞・分裂させる人たちシリーズ~
>>【ボランティア活動】与えるだけのボランティア活動は消耗して続けられなくなります。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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