「ストーンハンマー」とは、愛媛県西条市で行われている野外音楽フェスです。
イベント名の「STONE HAMMER(ストーンハンマー)」は、
西条市にある「霊峰石鎚山」を由来としているようで、石鎚山の名前からそのまま「石(ストーン)」と「鎚(ハンマー)」として名付けたようです。
めちゃくちゃ安直な名前の付け方ですが、西条市民の僕としては良いネーミングだと思います。
ストーンハンマーとは、どのような野外音楽フェスイベントなのか?
「ストーンハンマー」は、イベント会社が興行で行う野外音楽フェスではありません。
市民手作りの音楽イベントとして実行委員会形式で運営されており、関わるスタッフのほとんどはボランティアで構成されています。
第1回目は、2014年に開催され今に至ります。
第5回目となる2018年には、台風の影響で中止となるトラブルもありました。
『ボランティアで作っている野外フェスだから、どうせショボいんでしょ?』
『地元のアマチュアバンドだけが出演してプロのアーティストなんて出ないんでしょ?』
手作りと聞くと、このような疑問を持ってしまうかもしれません。
しかし、実際は違います。
ストーンハンマーの会場の様子は、下記のFacebook(ストーンハンマー公式)に、写真がたくさん公開されているので見てみてください。
想像以上に、音楽フェスしてます。
こちらの記事にも、写真でストーンハンマーを紹介しています。
>>ストーンハンマーを写真で紹介(ストハン公式Facebookよりストーンハンマー2019)
会場は手作りながら、ステージ・音響は妥協していない。
来場者を受け入れる会場は、実行委員さんやボランティアさんが協力して、アットホームな雰囲気が作りとなっているストーンハンマーですが、音楽イベントの心臓部とも言える「ステージ・音響」は、本物です。
新居浜市にあるライブハウス「ジャンドール」、松山市にある「ダブリュー」と共に、西条市内の業者さんやボランティアの有志が協力して作っているステージと音響は必見です。
ストーンハンマーのステージは、西条運動公園に設置されている、石畳のステージを基礎にして組まれています。
この石畳のステージ、かなりヘンテコな形をしていて、例年ステージの設営にはあくせくしているようで、
近年は、ステージと観客をもっと近づけるためにクラウドファンディングにも挑戦しているようです。
【ステージと観客を近づけるためにクラウドファンディングに挑戦】
※キャンプファイヤーというクラウドファンディングサイトのに飛びます。
この記事の中にも、ストハンの様子の写真が載っていますが、
特に、ステージと観客席の距離感がわかるかとおもいます。
ステージは2ステージで、それぞれ移動の必要なし!
ステージ間の移動が不要というのみ、ストーンハンマーの特徴の一つです。
ストーンステージとハンマーステージと言われる2つのステージが、会場正面に設置されているので移動の必要がありません。
そのため、全てのアーティストの演奏を、無駄なく楽しむことができます。
ストハンの出演者はどのような顔ぶれ?
ストーンハンマーは、地元のアーティストとプロのアーティストが混在して出演する形式を取っています。
今までの出演者についての一覧は下記の記事にまとめています。
→【今年の出演アーティスト情報(coming soon!)】
→【アーティスト情報】過去ストーンハンマーに出演したアーティスト一覧
プロと地元枠の出演数を簡単にまとめてみました。
開催年 | プロArtist | 地元Artist | 合計 |
2015年 以前 |
NoCOUNT | NoCOUNT | - |
2016年 (3回目) |
13 | 13 | 26組 |
2017年 (4回目) |
14 | 11 | 25組 |
2018年 (5回目) |
20 | 5 | 25組 |
2019年 (6回目) |
15 | 3 | 18組 |
合計 | 62組 | 32組 |
こうやって比較して見ると、年々出場者の質が高くなってきているのがわかります。地元枠が少なくなってきているのは、寂しい反面、もっと地元枠に頑張ってほしいと願う部分がありますが、よく考えたら、「LONGMAN」や「BUZZ THE BEARS」などは、西条出身バンドだしある意味地元枠??などとも思ったり。
また、2018年までは25組近くのメンツだったのが、2019年は18組と減っています。これは、アーティストそれぞれの出演時間を長くする狙いがあるのかな?今までは、25分くらいの時間枠しかなかったイメージなので、出演アーティストを少しでも楽しみたい人には嬉しいことですね。後は、『ステージの転換作業とかキツそうだなー。』と思っていたので転換作業の数を減らせることも狙いの一つかもしれません。
「たくさんのアーティストを楽しみたい気持ち」と、「一つ一つのアーティストをじっくり楽しみたい気持ち」を両立させるのって難しい。
ストハンの運営者ってどんな人?
ストーンハンマーの実行委員長は「安田光孝(ヤスダミツタカ)」さんという方です。
現在は、西条市で「ガス屋」さんを営んでいますが、
実は元プロアーティストであり、ストハンを機に音楽活動も復活されています。
安田さんについては様々なインタビュー記事があるので、そちらをご紹介します。
【実行委員長の安田さんの生い立ちから、ストハンの経緯をまとめてくれているLOVE SAIJOの記事】
【LOVE SAIJO】若者も誇れるまちに。 日本最大級のDIY野外フェス仕掛け人(安田さん)
【ストーンハンマー実行員会の様子をまとめてくれているLOVE SAIJOの記事】
【LOVE SAIJO】西条市民発!ストーンハンマーフェスの舞台裏を覗いてきました
西条市民を中心に、手作りで頑張っている野外音楽フェス「ストーンハンマー」
末永く続く良いイベントとして、西条市に根付いてほしいと思います。